バかヴァか

 「ヴ」という書き方が気になったのは、小学生の頃、音楽室で目にしたベートーヴェンが最初でしょうか。

 どうして、ベートーベンと書かないで、片方だけ「ウに点々」なんだろうと?

 厳密に分けられている訳ではありませんが、Bはバ行で表記し、Vはヴ行で表記するという使い分けがあるからです。とは言っても、ベートーヴェンは、ドイツ語で「Beethoven」と綴るので、言語の発音に近い表記はベートホーフェンでしょうか。きっと、ドイツ語なんだけれど、ローマ字読み風に発音したベートーヴェンが定着したのでしょう。

 外来語の表記には結構揺れがあるようで、Mac OSの Leopardもドイツ語ではレオパルド、英語ではレパードと発音します(アップルは米国会社なので発音はレパードを採用しています)。私はレオパルドの方がしっくり来ますが。

 力の向きと大きさを表すベクトルはVectorと綴るので、英語風に読めばベクター、ドイツ語式はベクトルです。化学の時間に出てきたノルマルブタンも綴りは、normal-Butaneなので、英語的にはノーマルブタンです(実際の発音はノーマル ブーテインが近いですか)。ノルマルブタンはドイツ語風の読み方です。

 BとVの違いをマメに表記すると、仮想を意味するVirtualは、バーチャルではなくヴァーチャル。Executiveはエグゼクティブではなくエグゼクティヴ。Webサイトで使うRental Serverはレンタルサーバではなくレンタルサーヴァ。

 そうすると、声はVoiceと綴るのでボイスよりもヴォイスの方が、写真はPhotoと綴るのでフォトよりもホトの方が、より発音に近い表記という事になります。もう、落ち着きません。

 ツ系の発音も表記が揺れやすい発音です。国内でも徐々に浸透しつつあるWebサービスのtwitterは、トゥイッターが発音に近い書き方ですが、ツイッターが定着しつつある様です。1,2,3はワントゥースリーよりも、ワンツースリーが定着していますし、トゥの発音は、発音しやすいツの発音で日本語の中に取り入れられるのかもしれません。

 F系の発音も例えば、書類を挟むFolderをフォルダー、物を保持しておくHolderをホルダーと使い分けています。例えば、ペンホルダーですが、ペンフォルダーはないですね。こちらは使い分けができると元の綴りをPen Holderと推測できてfolderかholderかで悩まずにすみます。ちょっと落ち着きました。

 元々、日本語に無い発音をカタカナ表記だけで表そうとする時点で、できない事もある訳ですが、ある程度は原語に近い方が良いのかなと思います。

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