一般人が議会に自分の議題を直接出す方法

 都議会選挙の投票日直前なので、候補者のサイトやブログを見たりしながら誰に投票するかを考えていた。

 正直、パンフレットの延長にしかなっていないサイトや、議会での質疑応答を載せていたり(いなかったり)、何を伝えたいのかテーマがよく判らないブログだったりと、活用方法を模索しているという感じがする。

 都議会の議事録をざっと見て、拾い読みでもしてみようと、「都議会のあらまし|東京都議会」を眺めていて気付いたのは、「都民の方々の要望や意見を都政に反映させるための、請願・陳情制度があります」と書かれていて、都民が議会に直接議題を上げられるという事。こんな事ができるとは、全く知らなかった。

 やり方については「請願・陳情ガイド」が用意されている。都議会議員の紹介があれば、請願として受け付けられ、委員会で審査された後、本会議で採択又は不採択の決定がされる。紹介がなくても陳情として受け付けられる。
 陳情は、その内容、形式等の要件が請願に適合していると議長に認められると、原則として請願に準じて取り扱われる。このガイドには、請願の提出方法や書式についても説明されている。

 これを読んで思ったのは、制度があるのは良いけれど、直接提出する陳情は実際の所は認めてもらえず、実際は議員の紹介がある請願だけになっているんじゃないかという事。

 そう思いながら、提出議案と議決結果を見てみると、請願と陳情については別にまとめられていて、請願・陳情の審議状況一覧で確認する事ができる。本会議の議決結果には、議員提案を含めた全てのもが記録されている。請願と陳情の割合は、ほぼ半々で、請願の方がやや多いかなと言った印象。審議状況からは、意見付採択となっているものが多く見られる。
 提出された請願や陳情のうちどれくらいの割合で本会議までたどり着くのかは、ここの情報だけでは判らないけれど、陳情も有名無実ではなく、きちんと扱われていると考えてもよさそう。

 こうした請願と陳情の仕組みは、都議会に限った話ではなく、地方議会では取り入れられている様子。今の所、議会に諮りたいと考えている事は無いけれど、手段を知っておくのは大切な事である。

 どうも政治家は勝手な事をしていると思いがちだけれど、文句を言う前に制度等を調べ、できる事を探してみて、自分の意見を表明する事も大事な事だと思う。

 さて、今回のように投票日の間際に議員さんの活動状況を調べるなんて、試験前の一夜漬けみたいな事をしていては一票を有効に使えているとは言えないので、エラそうな事は言えないけれど。7つの習慣に出てくる「緊急度は高くないけれど、重要度の高い事」の一つとして、四半期毎や半年毎に自分の選挙区から選出されている議員の活動を確認しておくようにしようと思う。

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