AppleScriptをXcodeでの開発の入り口にする

 一時期、いろいろと使っていたAppleScriptも、ここの所は、ちょこちょこと弄るくらいになっていた。せっかくだから、もう少し本格的にやってみようと、積ん読になっていたAppleScript本「AppleScript Studioでゼンマイびゅんびゅん!!」を引っ張りだしてきて、読んでみた。

 買った当初は、数少ないAppleScriptの解説本だから、これにしようと手に入れたくらいにしか思っていなかった。けれども、Macのアプリケーション開発の入り口として、AppleScriptを位置づけていて、結構良い内容だった。

 本に書かれている様にAppleScriptとXcodeを使う事が広まると、往年のHyperCardに代わるくらいの手軽さでアプリケーション開発ができると思うので、アプリケーションの開発に挑戦する人が増えるんじゃないかと思うので、本を紹介。

 AppleScriptの開発はスクリプトエディタじゃなくて、Xcodeを使ってしましょう。から始まって、AppleScript単体できない事はシェル スクリプトを呼び出して処理する事や、さらにObjective Cでの開発につながる流れで書かれている。

 Xcodeで、AppleScriptで書いたコードとInterface Builderでウィンドウやダイアログを用意して、コンパイルすると、単体のアプリケーションが作成できる事に少々驚いた(RubyやPerlでも同じ様に開発できる)。

 AppleScript単体からアプリケーションの開発に繋げている点はスゴく良いと思う。ただ、お兄さん口調で書かれているので、読んでいて非常にウザイのが玉にキズ。

 初版が2003年5月と出版から時間が経ち、Interface Builderの仕様がガラリと変わっているため、サンプル通りに作るには苦労する。というか、章が進むにつれ新旧のInterface Builderの違いを解っていなないと、サンプルを見ながら自分で作るのが難しくなくなってくる。

 そこで、途中でサンプルを動かすのは止めて読むだけにしている。それでも、版元から配布されているサンプルデータを使えば、現在のXcode環境でも問題なくコンパイルできて、動作する。

 これから本を買うという人には、出版社のサイトでのサンプルコード配布も終了したようなので、目的がAppleScriptを使いながらXcodeでのアプリケーション開発につながる考え方を学ぶ事に限定されてしまうと、割り切った方がいい。それでも、手軽なAppleScriptを使って、Xcodeでのアプリケーション開発につながるのなら、とても役立つ内容だと思う。

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